現役店長に訊く、人気インターネットショップの秘訣
(2007/04/04)
第262回 資本を投入したくないなら自分でやるしかない、そのためには
3,399 部
[HOT C](ホッとし~) 様
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□□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。ご購読いただきまして誠にありがとうございます。
初めてのみなさま、数あるメールマガジンの中から選んでくださり、
ありがとうございます。
今回のゲストは、前回に引き続き、[HOT C](ホッとし~) 様です。
それでは、一緒に教わりましょう。
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■■ 基礎データ
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【店名】 [HOT C](ホッとし~)
【会社名】 株式会社 シーカンパニー
【住所】 東京都江戸川区新堀2-28-16
【URL】 http://www.hot-c.com/
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■■ そこまで言って大丈夫?運営の裏側2
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|見込客(サイト来訪者、メルマガ読者)に購入してもらうために、
|どういった工夫をしている? どういった施策をしている?
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先日、4年ぶりにリニューアルを行いました。
サイト来訪者が、探しているものへ すぐにたどり着けるように
を心がけてデザインしたつもりです。
具体的には、全ページのヘッダー部分に、システム手帳、革小物、
カバン、手帳術(コンテンツ)へのナビを入れました。
これは、検索などでどのページに入ってきても、他のアイテムも探せる
ようになっています。
商品ページでは迷わせたくないので入れておりませんが、それ以外の
ページでは、WHAT'S NEW を表示し、いちばん売りたい商品や情報を
お知らせしています。
また、サイトでもメルマガでも共通しているのが、
商品の説明をデザイナー自身が行っていること、
商品をどういった思いでつくったのか?
また、こんな使い方をしてみては?
など、つくりの手思いを伝えています。
ご予約システムも導入しています。
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|再度購入していただくために、どういったことを心がけている?
|そのために何か施作をしている?
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ご購入したお客様へは、パーミッションを頂かない限り、なにかする
ことはありません。
しかし、HOT-C倶楽部へご入会いただいたお客様へは、メルマガの購読
如何にかかわらず、カタログ送付のご案内をしたり適せん連絡を取って
います。
けれど、リピートいただける一番の要素は、毎日の受注から発送までの
作業とお届けした商品の結果だと思います。
いちどご購入いただけたとき、気持ちよくスムーズな取引を行うこと
商品も含めて、お客様の御期待を超えたとき、「次も」と思っていただ
けるのではないでしょうか?
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|新規顧客の何割くらいが、再度購入してくださる?
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60~70%ぐらいはリピートいただいていると思います。
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■■ 店長のホンネ
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|ネットショップを開いて(ネットでも販売するようになって)、
|これまで一番良かったこと、悪かったこと、
|困ったこと、うれしかったことは何?
|開店前と後で、何が一番変わった?
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いちばん良かったことは、クレームも感謝も含めて、お客様の声を直接
聞けるようになったことです。
ご購入いただいた上に、お礼のメールまでいただいた日には、どれだけ
嬉しいか知れません。
また、クレームは、あってはいけないことではありますが、いただいた
場合は、商品のことでも、発送業務に関することでも、改善が必要な点
をご指摘いただいているわけですので、これまたありがたいことだと思
っています。
いちばん困ったことは、在庫のない商品のご注文が入ったとき、
同時注文で完売となってしまったのですが、お客様がどうしてもそれが
欲しいとたいへんお叱りをいただきました。
しかし、革がない状態だったので、つくりたくても同じ商品は作れない
状態だったのです。
結局、格別に高い革を用意して1点だけつくることでご納得いただきま
した。
後は、わたしがネットショップの運営だけでなく、商品デザイナーで
ある点で、サイト運営との仕事量のバランスを取るのがとても難しい
です。
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|その他、何か特筆すべきエピソードはありますか?
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4月から、上戸綾さん主演のドラマ『ホテリア』で使用される予定です。
近々、カバンをはじめネット・オリジナル商品を発売予定です。
現在、カタログ・プレゼントキャンペーン開催中のメルマガで
こういったご案内も差し上げますので、どうぞお申込みください。
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■■ 読者へ一言
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|これからインターネットで自社商品(製品)を販売したいと考えて
|いる方に対して、一言。
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弊社が開店したころは、業界でもネットショップをもっているところは
少ない状態でしたが、いまでは一般的な買い物の手段のひとつになりま
した。
資本を投入できる大手の参入もあります。
この状態になってくると、素人的サイト(デザイン・システム)では
安心感を与えることができなくなります。
そう考えて弊社も4年ぶりに大掛かりなリニューアルを行いました。
資本を投入したくないなら、自分でやるしかありません。
そのためには、日々勉強が必要ですし、助言をもらえる人脈づくりも
大切です。
オープンは足がかりに過ぎません。
オープンしてからも、常に試行錯誤、検証が必要です。
でも、ネットの世界は、異業種のネットショップの方と知り合うチャン
スはセミナー参加や団体参加などでいくらでもあります。
新しい世界が広がりますので、楽しみながらがんばってください。
わたしも、あなたにお目にかかれることを楽しみにしています。
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|一般消費者に対して一言。
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ネット注文時、『インタビューを読んだ』と書き加えていただいた
お客様は「非売品携帯ストラップ」をサービスさせていただきます。
(ただし先着100名様まで)
ブランド名などにごまかされない目をもつ方へ
価格以上の満足いただける品の提供を目指しております。
また、お客様に安心してお買い物をしていただけるよう
素早いレスポンスも心がけております。
買う前、買うとき、買った後
すべてにおいて、金太郎飴のように、同じご満足を得られる
これが、わが社におけるブランディングです。
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□□ 編集後記
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[HOT C](ホッとし~) 様、ありがとうございました。
> 資本を投入したくないなら、自分でやるしかありません。
> そのためには、日々勉強が必要ですし、助言をもらえる人脈づくりも
> 大切です。
> オープンは足がかりに過ぎません。
> オープンしてからも、常に試行錯誤、検証が必要です。
> でも、ネットの世界は、異業種のネットショップの方と知り合うチャン
> スはセミナー参加や団体参加などでいくらでもあります。
> 新しい世界が広がりますので、楽しみながらがんばってください。
> わたしも、あなたにお目にかかれることを楽しみにしています。
厳しくも温かい先達のお言葉、ありがとうございました。
商品の魅力はもちろんですが、この気持ちと、その実行が、
60~70%のリピートにつながっているのですね。
(後略)