[047] 実演販売で培った商売のコツ

  現役店長に訊く、人気インターネットショップの秘訣
                           (2002/11/20)
  第47回 実演販売で培った商売のコツ
                             1,708 部
      ~ 情熱ドットコム 様 ~
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□□  ご挨拶

みなさま、こんにちは。ご購読いただきまして誠にありがとうございます。
初めてのみなさま、数あるメールマガジンの中から選んでくださり、ありがと
うございます。

さて今回のゲストは、先週に引き続き、
「体にいいもの世界から!愛と美容と健康の逸品ショップ」の
情熱ドットコム 様です。

それでは、一緒に教わりましょう。

■■■
■■  基礎データ

【店名】 情熱ドットコム(本店・楽天市場店)
【住所】 大阪市阿倍野区昭和町5-2-6-40B
【URL】 http://www.jo-nets.com
      http://www.rakuten.co.jp/jo-nets


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■■  店長のホンネ

┌――――――――――――――――――――――――――――――――――
|「自店」と「楽天市場店」両方の店長の兼務していますね。1店舗だけでも
|たいへんなのに、2店とはすごいですね?
└――――――――――――――――――――――――――――――――――
前にお話したように、その他2つのサイト
 ・志ネットワーク http://www.kokorozashi.net/
 ・日本を美しくする会 掃除に学ぶ会 http://www.souji.jp/
のウェブマスターですので、合計4つのサイトを見ています。
結果、更新が遅れているのが事実です。

店長を兼務をしていますのは、社内で私しか更新できる人間がいない
からです。今後の課題としては、任せられる人材の育成と考えています。

また、体力的には大丈夫なのですが、目が大変疲れます。
朝から晩まで毎日パソコンとにらめっこ。
自宅に帰ってもパソコンを見ている。ほぼ休日はないに等しいです。
家族との旅行にもノートパソコンを持参しチェックをしています。

会社にいるときは、1時間に1回は5分ぐらい席を立って
ボーとして目を休めていますが、サボっているように思われがちですね(^^;)

楽天市場はデータの更新がFTPでは行えないので、手間が掛かる。
正直、楽天市場のページは誰かに作って欲しいと願っています(>_<)

 

┌――――――――――――――――――――――――――――――――――
|「うりうり教習所」 というところで、講師もされていますね?
└――――――――――――――――――――――――――――――――――
大阪産業創造館というベンチャー支援のための公的機関が大阪にあり、
そのひとつの講座が「うりうり教習所」という、オンラインショップを
開店する初心者のための講座を開催しています。

逸品.comの森本氏が主催するOSMC(オンラインショップマスターズクラブ)に
加盟していますが、そのOSMCの会員掲示板でうりうり教習所を知りました。
(昨年10月)そして、特別講習「うりうり店長合宿」という企画を知り参加しま
した。

その当時、月商は300万円程度ありましたが、オンラインショップ業界の
横のつながりが私にはありませんでした。また、ずっと独学でオンライン
ショップをやってきましたので、基本と言われていることを聞いてみたいと
思ったのが、うりうり店長合宿参加のきっかけでありました。

初心者の集まりに私が行くのは場違いである、という方もいましたが、
そこに参加する人々の目の輝き、スタッフの熱意等が印象に残りました。
これは素晴らしい勉強会であると確信し、この人達と仲良くなるためには
同じ土俵に上がらなければいけないと考えました。

そこで昨年11月より、一生徒としてうりうり教習所に参加しました。
これをきっかけに、うりうり、OSMC、その他オンラインショップ業界に
たくさんの知り合いが出来るようになりました。

今年の春から講師という立場でお話をさせて頂いていますが、私自身に
とっては、生徒に教えると言うより、自己研修のために講師をさせて
いただいています。
 
いかに、自分自身の思いを熱く伝えるかが勝負だと考え、
毎回全力で話をしています。「声がでかい」だけ・・・という評判も
あるようですが、本気で生きるトレーニングをさせていただいています。

私のような人間の話を聞いてくださる人々がいます。
人生をかけ、生活をかけ、本気でオンラインショップという事業を
起こそうと頑張っている人々。こちらも本気でないと失礼だと思います。

この秋より、OSMC主催 森本氏が「うりうり教習所」を全国展開され
はじめていますので、これからオンラインショップを開店しようと考えている方は
ぜひ参加されることをおすすめいたします。

講師陣は実践で実績を上げた人々の集まりです。
実践の話は、理論を越えていますよ(^^)/


┌――――――――――――――――――――――――――――――――――
|電子商店の店長になって(電子商店を開いて)これまで一番良かったこと、
|悪かったこと、困ったこと、うれしかったことは何?
└――――――――――――――――――――――――――――――――――
一番良かったことは、全国の方々とご縁が増えたことです。
お客様はもちろん、多くの優秀なウェブマスターとの出逢いが、私の
人生を充実したものにしてくれました。

悪かったことは・・・目が悪くなった。毎日疲れ目です(>_<)

困ったことは、某商品がTVで大きく紹介されて注文が殺到した時。
オンラインショップの怖さは、注文が突然集中することにあると思いました。

嬉しかったことは、見ず知らずの全国の方々が当店でお買い物を
してくださること。売れない苦しい時期があったからこそ、
注文をいただける歓びは、何ものにも代え難い嬉しさがあります。
いつまでも初心を忘れないようにと思っております。

 

┌――――――――――――――――――――――――――――――――――
|その他、何か特筆すべきエピソードはありますか?
└――――――――――――――――――――――――――――――――――
人生は全てが連続しています。今の自分は過去の積み重ねだと思います。
良い木が育つためには根をいっぱい張らなければならないのです。

現在の会社を設立当初(1995年)は、建設業でスタートしました。しかし、
資本金1500万円が2年でなくなり、そこから資金繰り地獄の連続でした。

会社が倒産寸前の崖っぷっちに立っていた3年前。
社長(薮原37歳)と私(井場元35歳)の2人。悩みに悩んだ日々を過ごして
おりました。(年齢は3年前当時)

そんな時、とあるご縁から「楽つう炭」という健康グッズを売ってみないか、
と誘われました。何もなかった我々2人は、その商品の販売を始めたのです。

世間からは、「あんな商品が売れるか!」、「あいつらの会社ももう終わりや」
とさんざん陰口をたたかれました。

1円でも利益を上げたい。それが始まりだったのです。
会社をつぶさないため、家族を守るため、生きていくためには
利益を上げるしかなかったのです。

建築の現場監督がなりふり構わず、健康グッズを持って飛び込み営業を
しました。しかし、そんなに簡単に売れるほど世間は甘くなかったのです。

そんなある日、某大手小売店に飛び込み営業をし、「楽つう炭」が
採用されました。しかし、採用の条件は、実演販売でした。

実演販売!・・・現場監督が小売店の店舗に立って販売が出来るのか?
しかし、我々に選択肢は無かったのです。やるしかなかったのです。

月曜日から金曜日までは建築の仕事。
土日は実演販売に立ちました。

どうすればお客様にアピールが出来るのか。
どうすればお客様に喜んで頂けるのか。
POPの作り方、並べ方等・・・・。
社長と私の2人は試行錯誤の中、取り組んでいきました。

毎週のように金曜日の夜行バスで大阪から東京へ。日曜日の深夜、
新宿から夜行バスで大阪へ戻る生活。簡単には売れませんでした。
経費ばかりが増え、ますます経営を苦しくしていきました。

新宿のバスターミナル。人々のにぎわいの中、夜空を見上げた時、
「ああ、俺は何をやっているんだろう」と思うと、涙があふれてきたことも
ありました。

しかし、お客様に喜んで頂くことを追求し、少しでも良い方法はないかと
工夫を重ねていくうちに、実演販売で商品が売れ出したのです。
通常店頭の実演販売は一日2~3万円売れれば良いところを
我々は10~20万円売るようになりました。
そうなった時、全国の店舗から引っ張りだこになりました。

まったく休みがなくなりました。そして実演販売を通した営業展開の中で、
新しい商売を覚え、新しい情報を某大手小売店から学んだのです。

商品の持つ魅力は3つ。 
 独創的・個性的であるもの
 楽しさ・おもしろさのあるもの
 高品質で適正価格であるもの

それが売れ筋商品とよばれるものの正体でした。
そしてインターネット販売にも通じる「商品力」と言われるものの
暗号解読キーでした。

売れているオンラインショップは、ページの作り方がこの3つの原則に
則って商品が表現されています。ここにお客様を惹きつける答えが
ありました。


その当時から比べると、現在は夢のようです。
2人の会社が7人に。東京支店を出すまでになりました。
 
健康が好きで健康グッズを取り扱い始めたのではなく、
やむにやまれぬ思いから始まった弊社の新事業。

現在は建設業をやめ、健康・美容・雑貨の卸とインターネットで
十分に利益が上がり始めました。
今後はさらなる健康のプロになるために勉強中です。

借金の返済も近いです。目の疲れも何のその!休まなくても全然OK!
3年前のどん底に比べれば、何でも出来るのです。

情熱は技術に優る。
素人でも出来るのです。とぎれることのない熱い情熱を胸に秘めていれば。

しかし、少し儲かったからといって、傲慢になってはバブル紳士と
同じです。まだまだ駆け出しの我々。謙虚にコツコツと商売を
続けていこうと思っております。

 

■■■
■■  読者へ一言

┌――――――――――――――――――――――――――――――――――
|これから電子商店を立ち上げようとしている方に対して一言。
└――――――――――――――――――――――――――――――――――
世の中には、何をやっても成果の上がる人と、
朝から晩まであくせく働いているのに成果の上がらない人がいます。

その違いは何か。ひとことで言うと「気づきの差」であると思います。
成果の上がる人は、やることなすこと効率がよく、先がよく見えている。

いかに気づく人になるか。ここが人生の勝負の分かれ目であると思います。
ならば、気づく人になるためにはどうすればよいのか。
「人を喜ばせる」ことを考え続け工夫することだと思います。

あと、なまいきな言い方ですが、人に教えられたことをそのまま
やっている程度では成果は上がらないものです。

自らの頭を使い、体を使い、悩み、苦しみ、手間暇をかけていく。
そういう努力がなければ、売上は決して上がらないと思います。

これから先、日本はますます厳しい時代になります。
厳しい時代には、厳しい勉強が必要だと思います。

┌――――――――――――――――――――――――――――――――――
|一般消費者に対して一言。
└――――――――――――――――――――――――――――――――――
ネット注文時、『インタビューを読んだ』と書き加えていただいたお客様は
ご購入金額に関係なく「配送料無料」にてサービスさせていただきます。
(2002/11/30まで)

□□□
□□  編集後記

情熱ドットコム様、ありがとうございました。

全3回に渡るインタビューでしたが、どの回も「商売への情熱」がヒシヒシと
伝わったのではないでしょうか。

1~2年前から言われている
「インターネットショップで生き残るのはITのプロではなく商売のプロ」
を、正に地で行くお店でした。

(後略)

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